20代未経験で事務職への転職を成功させる秘訣はどのような方法なのでしょうか。事務職は女性の場合「OL」と呼ばれることもあり、いつもキレイにお化粧をしてパソコンをしているというイメージからあこがれる方も少なくありません。
また事務職は肉体労働ではなく、定時で上がれるため、ラクなイメージもあります。
中には事情があって男性でも事務職を希望する方もいます。そこで気になるのが転職事情でしょう。ここでは20代で事務職への転職を成功させる秘訣をご紹介します。
事務職の仕事内容は?
いつもパソコンの前に座っていそうなイメージのある事務職ですが、実は企業によって業務内容が異なってきます。ずっとパソコン入力作業をやっている仕事もあれば、電話や接客しながら文書作成…と、企業によって大きく異なります。
中にはパソコンを使わずに、未だ現金出納帳や売掛帳を手書きしたり、伝票整理を行ったりする企業もあるでしょう。
専門職の方の雑用やお茶くみだけのために雇われる場合もあり、数えきれません。経理や総務など事務力専門の部署もあり、経理なら集金や出金の管理など、総務なら労災や保険関連の手続きなどを行うこともあります。
事務職への転職に必要なスキル
簡単に見える事務職でも未経験での転職となれば大変です。なにせ事務職は人気の職種ですので、なかなか空きがありません。
20代でも新卒者と転職者では採用率も変わってくるので心得ておきたいところでしょう。 ここでは未経験での転職に役立つよう、事務職に必須のスキルもまとめました。
パソコンを使える
現在の事務職の必須スキルと言えば、やはりパソコンを使えることでしょう。と言っても難しいものではなく、ワードとエクセルを使え、ファイルの保存や管理を行える程度の技術で問題ありません。
パソコンの資格が必要かというとそうではなく、資格より使いこなせる技術を必要としています。
よって事務職への転職を考える際にパソコン資格を取得する必要はなく、使えるように勉強しておけばOKです。
もし資格を取得するとしたら、マイクロソフト社認定のMicrosoft Office Specialist(MOS)がおすすめです。
ワード・エクセル・パワーポイント・アクセスなどのマイクロソフト社のソフトを使える証になります。
世界的にも通用する大変役立つ資格ですので、未経験で事務職へ転職したい場合も大きくアピールできるでしょう。
職場によってもパソコンの使い方は異なってくるので、特別なソフトを導入している場合は実務で覚えていくので問題ありません。
未経験で事務職へ転職する際に最低限覚えておきたいのはワードでの文書作成と、エクセルでの表計算や関数機能なのでマスターしておきましょう。
簿記の資格があると有利
事務職にもよりますが、経理を担当する場合は特に簿記の知識が必要になってくるのでマスターしておくと有利です。
そのためには日商簿記2級がおすすめです。日々の入出金や売上、決算など、簿記を使って仕分けするため、資格を取得しておくと仕事を理解しやすくなりますよ。
昔も今も変わらない、未経験で事務職へ転職したい方にお勧めの資格です。
社会人としてのマナー
未経験で事務職へ転職する際にも、社会人としてのマナーはかかせないスキルになります。中小企業の場合は伝票整理やコピー、文書作成などのデスクワークだけでなく、受付や電話対応もしなければなりません。
上司やお客様との接し方でもマナーが必要になってきます。
まずは一般的な敬語の使い方は確実にマスターしておいた方がいいでしょう。最低限のパソコンスキルに加えて美しい言葉づかいや身だしなみができていれば、事務職が未経験の転職に大きく役立ちます。
もし資格を取得したい、基礎からマナーを学びたいと思うなら秘書検定がおすすめです。敬語の正しい使い方をはじめ、判断力や記憶力、身だしなみ、マーケティングや経営、電話や接客応対、文書作成やファイリングなど、未経験で事務職への転職を目指す方にとってうれしい内容になっています。
20代なら転職に有利!
たとえ未経験での事務職への転職でも20代なら有利です。事務職にもいろいろありますが、多くが35歳までをボーダーラインとしており、30歳以下であれば圧倒的に転職に有利になります。 どのジャンルの職業でも20代、30代、40代…と、年齢が上がるにつれて採用条件が厳しくなってくる傾向にあります。もし20代で事務職への転職をめざすのならベストだと言えるので、早い時期に実行することをおすすめします。
その他にも転職に役立つポイント
実はパソコンスキルなどの他にも、人柄のよさなどで事務職採用になることもあります。事務職は立派な仕事ですが、たとえ上等なスキルがあったとしてもエンジニアのように替えが利かない人材になることは難しいものです。
ようするにどんなにハイレベルな事務員でもたかが知れてしまうもの。 よって人柄をアピールするのも有効な手段となりますので、ぜひ面接や履歴書に役立ててください。未経験での転職に役立つでしょう。
人柄やコミュニケーション能力も大切
事務職には柔軟さが求められるため、人柄やコミュニケーション能力も大切です。
電話対応や接客では臨機応変な対応が求められます。
軽く受け流して柔軟に対応しどんなときでもにこやかな対応ができる人柄も求められます。
ていねいに作業できることも大切
パソコンの入力作業、伝票整理、計算、データの整理…など、事務職はほとんど細かい作業の連続です。よってていねいに作業できるスキルも求められます。雑用などもあることから人の役に立つのが好きな方にぴったりな職業とも言えるのかもしれません