今現在給料の高い仕事に属している20代の方や30代の方が自分の好きなことを仕事してみたいと言うのはひとつの希望として考えられる内容ではないでしょうか
これまでに自分の給料がある程度満足のいく物であっても必ずしも自分がその仕事に満足するとは限らないのが現実です
それは「仕事内容」「仕事への満足感」「労働時間」「社会貢献」こういった給料以外の要素が多くの場合自分の仕事への満足度の指針となるからではないかと思っています
もし仮に最初から満足の行く高い給料を貰っているのであれば、すでにある程度の貯金もある事が予測出来るからこそ自分の好きなことを仕事にしたい、やりがいのある仕事をしてみたいと目が行くものではないかと思います
好きな事を仕事にする
「好きなことを仕事にする」最近ではブロガーやユーチューバーなどの自営業をしている方を通してよく聞く言葉ですね
なかなか想像がつきづらいですが実際に上記の内容を職業としている方はいわゆる自分の文章や映像に広告を貼る事で収益を上げています
楽しんでいるだけではなく、広告業としての形をしっかり成しているんですよね
こういった人達の場合には仕事の性質上、住む場所や仕事の時間、休日、そういった物が自由に選べるからこそ「好きなことを仕事にする」なんて言う風に言えるのかもしれません
給料の高い仕事から好きな仕事に転職する場合
現実的な所で有名な大学を卒業して、大手企業へ入社した会社員の場合を考えてみましょう
Aさん(25才)は給料もかなり良い企業に新卒で就職し3年が経ちました
Aさんの中では給料は良いけど今後「自分の好きな事」を仕事にしていきたいという気持ちが芽生えます
彼は現在の高い給料には満足しています、仕事自体もそこまで嫌いではありません
労働時間もいたってホワイトですしほんとに特に問題と言う問題は無いのです
ですが本気で好きだと言える仕事では無い為、そろそろ転職すべきなのかなと悩んでいます
そんなAさんがやはり自分の好きなことを仕事にしたいと思い立ち転職したとします
前の仕事の給料は600万円以上、20代でも600万円以上であればそこそこの金額です
次の仕事はお給料は400万円になりますが好きなことを仕事に出来ますし、まあ それなりの残業時間はあるけれど転職は正解だった!とAさんは思っています
実際の所Aさんの転職は成功だったのでしょうか
20代だからこそ出来る好きな仕事への転職
Aさんは今の所独身で自分の好きな事に時間を裂けますし、自分の好きな様に仕事を選ぶ事が出来ます
新卒で入った会社は自分の学歴を元に、業界としては高い水準の会社に入社する事が出来ました
その後、自分の好きな事を仕事にする為に転職を行ったのですが、ここで注意したいのはまず彼が独身であると言う点です
独身であれば基本自分の好きな様に選択してかまわないのですが、もし仮に3年後に結婚をし、5年後に子供がいたらどの様になっていくのでしょうか
今現在の25才からの5年間と30代からの30年間を見比べて行くとその20代での転職が間違っていなかったのかが見えて来るのではないかと思います
子供が生まれ家庭が出来れば「自分」が主体ではなくあくまで「子供」「家族」が主体になってくると思います
30代は子供や家族が優先に年収の高い仕事への転職希望が高まる
5年後のAさんが転職先の会社に勤めて給料は年収500万円になっていたとします、ですが30才になったAさんは子供や家族を養う為に年収500万では正直教育費や住宅ローンを返済するには厳しいと思いはじめ、「年収」を一番の重きに置いた転職を考えはじめる時期が来るでしょう
自分の好きな事ではなく「年収」に重きを置いた場合に5年後のAさんの場合には実はつまずいてしまうのです
Aさんはその後年収を100万円程アップさせた上で次の仕事への転職に成功しました
ですがその仕事はあくまでも年収を上げる為にした転職であってやりがいも労働条件に関しても自分の満足行ける内容では無かったのです
20代の転職で失敗しない為に注意したい事
結果としてAさんは一番最初の会社で仕事をしていれば年収も30才の今頃は800万〜1000万円になっていたし、やりがいに関しても転職2回目の会社よりも好きな仕事に近い物であったでしょう
25才〜30才の期間の5年間を「好きなことを仕事にする」に情熱をかけるのか、最初にいた会社でより自分の理想に近い形に近づけて行くのか、前者は5年間ですが後者は残りの30年以上を好きな事に傾けられる可能性もあるのです
実際に仕事を変えた方が有益な時間を過ごせる場合もありますが、今の自分の会社で出来る事はないのかなど、そういった部分も含めてより深く考えて行ける事が出来れば転職で成功する確率も高まってくるかもしれませんね
※会社員の年齢ごとの平均年収や自分の適正年収が気になる方は下記の記事も参考に